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【働き方十人十色 #05】出社は年間15日!秘密基地のようなコダワリの作業スペースとは?

コロナ禍を機に、インプレスでは「新しい働き方」が導入されました。
国内外どこにいても仕事ができる。
オフィスにも決まった席はなく好きな場所で仕事ができる。
そういった働き方が導入されたことで、スタッフそれぞれが自分にとってベターな働き方を見つけるようになりました。
毎日出社して決まった場所で仕事をするのが好きな人、月数回出社してたまたま会った人と立ち話するのがリフレッシュになってる人、コワーキングスペースなど活用して日々違う場所で仕事をするのが好きな人……
本企画ではインプレスでの多彩な働き方をお伝えしていきます。

今回働き方を紹介してくれるのは…畑中さん(編集職)

―――まずは畑中さんのお仕事について簡単に教えてください。

主に、ITパスポートやG検定など、ITに関連した資格を勉強するための学習書を作っています。また、以前にいた編集部でプログラミング書を作っていたこともあり、今もときどきプログラミング入門書やIT技術書なども作っています。年間で10冊前後ほど定常的に刊行できるように頑張っています。

―――現在どのような働き方をしていますか? 出社頻度やその働き方にしている理由を教えてください。

ほぼ在宅勤務です。朝9時すぎに始業して、19時前後に終業することが多いです。出社は年間で15日程度で、書籍の見本誌が刷り上がるタイミングと、どうしてもプリントアウトしてみないと、色味やレイアウトなどが不安なゲラなどがあるときにのみ神保町のオフィスへ行きます。基本的に「パソコン」「インターネット環境」「電話」があれば完結するので、コロナ禍だったこの3年の間に、私なりの在宅勤務の形態が完成した感じです。

―――出社が年間15日程度というのは驚きです! では、現在の働き方になってよかったことを教えてください。

毎日往復で3時間は使っていた通勤時間がゼロになったことは、非常に有意義でした。コロナ禍前は、出社時間を11~14時にしていたのですが、移動時間がなくなった分、朝の始業を9時台に定着させるようになり、業務時間を全体的に朝へスライドできたことで終業時間も早まりました。そのお陰で睡眠時間も定常的に6時間以上になり、心身ともに大幅に健康度がアップしたと思います。あと、常に自宅にいますので、仕事をしながら家事を器用にこなせるようになりました。出社しなくてはいけない仕事を持っている妻からは「とても助かってるよ~!」と大好評です(笑)。
 
また今は「オンライン打ち合わせ」が当たり前になりましたよね。そのおかげで、遠方に住んでいらっしゃる著者さん(北海道の北見・釧路から沖縄の那覇まで各所に在住)との打ち合わせ頻度がぐっと高まったと思います。逆に言うと、どんなに遠方にいる著者さんでも「より普通に」仕事しやすくなったので、これからもっと人脈の広がりが加速していくと思います。このコロナ禍は「働き方の再考」が進む、よいキッカケになったのではないでしょうか。

―――コミュニケーションが増えることは、著者さんとの密なやり取りが必要な編集の仕事には大きなメリットですね。一方で、大変だったことはありますか?

大変だったことといえば……電気代がひどくかさむことです(汗)。
コロナ禍前は、平日の自宅は無人だったので、あまり電気代がかからなかったのですが、今はほぼ毎日、私が家にいますので、電気代が1.5~2倍くらいにふくれ上がっています。そこへ追い打ちをかけるように、先日の電力会社による電気料金の値上げと、今夏の猛暑でエアコンつけっぱなし状態とで……ちょっと電気代を確認するのが怖いですね(苦笑)。

―――早く涼しくなるといいのですが……。続いて、働く上での工夫や作業環境のコダワリを教えてください!

まず、常に「時間を意識できる」ように、スマートスピーカーのGoogle Home Nestに時報をしゃべらせるように設定しています。毎正時に「時刻は〇時です」という音声を強制的に聞くことで、時間を忘れて作業に没頭しすぎることがないよう心掛けています。

デスクまわりはデバイスやウインドウを切り替えなくても作業が一望できる環境を整え、居心地のよい作業スペースを構築しました。液晶画面は全5面の環境で、うち1面は液晶タブレットです。チェアは長時間の着座にも耐えられるようオカムラのバロンチェアを、マウスとキーボードはちょっと高価ですが腕や手首を痛めず疲れにくくするために、Realforceを使っています。

これはコロナ禍前から心掛けていましたが、チェア、マウス、キーボードにかけるお金はケチりません。使用しているパソコンや周辺機器は、超デバイス好きな自分の「趣味の延長」ということで、ほぼすべて自腹です。マネしてはいけませんよ(笑)。

―――ディスプレイが5面、高級マウスやキーボード……一部だけでも、かなりマニアックなコダワリが伝わってきました。では、お気に入りの場所やリフレッシュのために意識的に取り組んでいることはありますか?

お気に入りは「もう秘密基地みたいになっちゃっている自宅の作業スペース」です(笑)。ここに座っているだけでテンション爆上がりです。

あと、自宅前が多摩川の土手になっていて、仕事の合間にそこで休憩するのもお気に入りです。運動不足気味になりがちな在宅勤務ですが、終業後に川を眺めながらウォーキングすることで、気持ちよく体を動かすこともできます。

それから最近猫を飼い始めました。名前は「にこちゃん」です。仕事に集中しているとき、「遊んで~」とか「おやつちょうだ~い」と邪魔してくるこの毛むくじゃらの生き物は、淡々と過ぎていく生活をかき乱してくれる、とても愛らしい存在です(笑)。

―――かわいらしいしぐさに癒されそうです! 最後に、今後チャレンジしてみたい働き方はありますか?

実現できるかどうかは分かりませんが、昨年旅行した「小豆島」に移住して、そこでインプレス社員として働き続けたいです(笑)。在宅勤務を極めれば極めるほど、この夢に近づけるかもしれませんね。

―――自然が豊かでリラックスしながら、仕事ができそうで素敵ですね。畑中さん、ありがとうございました!

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