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【働き方十人十色 #02】1週間に2日間は出社。出社は必ず2連勤! それには理由が……。

コロナ禍を機に、インプレスでは「新しい働き方」が導入されました。
国内外どこにいても仕事ができる。
オフィスにも決まった席はなく好きな場所で仕事ができる。
そういった働き方が導入されたことで、スタッフそれぞれが自分にとってベターな働き方を見つけるようになりました。
毎日出社して決まった場所で仕事をするのが好きな人、月数回出社してたまたま会った人と立ち話するのがリフレッシュになってる人、コワーキングスペースなど活用して日々違う場所で仕事をするのが好きな人……
本企画ではインプレスでの多彩な働き方をお伝えしていきます。

今回働き方を紹介してくれるのは… 小野さん(編集職)

―――まずは小野さんのお仕事について簡単に教えてください。

書籍の編集を担当しています。自分が所属する編集部は「できるシリーズ」という解説書を受け持っており、主にマイクロソフト社の製品をテーマにした書籍を出版しています。自分はその中でもWindowsを中心に担当しています。そのほかにも、Officeやスマートフォン関連の書籍を担当することもあります。
編集の仕事は企画の立案にはじまり、内容は著者との綿密なやりとり、表紙はデザイナーとの連係、営業さんとのコラボレーションなど、社内外の様々な人と進めていく必要があります。また、企画によっては自分で撮影したりすることもあり、まさに「何でも屋」として、様々なスキルが求められますが、得るものも非常に多い職業なのかな、と感じています。

―――現在どのような働き方をしていますか? 出社頻度やその働き方にしている理由を教えてください。

1週間に2日間は出社しています。出社するときは2連勤を1セットとしているのですが、それには理由があります。実は出社したら「帰宅ラン」をするようにしているのです。1日目の朝は電車通勤、帰宅時はパソコンを会社に置いて帰宅ラン。そして2日目は電車で通退勤し、パソコンを持ち帰るという感じです(笑)。別にパソコンを背負って帰宅ランでもいいのですが、振動でパソコンに悪影響が出るかな、と……。

帰宅ラン向けに使っているバックパックとシューズ。更に着替えずに走れるように、勤務中でも違和感がないデザインのランニング向けロングパンツを着用。

ちなみに帰宅ランの話をすると、周りから奇異な目で見られがちなのですが、自分にとっては一石三鳥の有意義な時間を過ごせる方法なのです。「帰宅」「トレーニング」を同時にこなせるのに加えて、実は「考えを整理する時間」としても役立っています。自分の場合、不思議とランニング中に考えていることが整理され、例えば悩んでいた書籍のタイトルや構成案などがフッと解決したりすることが多いのです。それに汗をかくことでリフレッシュにもなるので、一石四鳥?! かもしれません(笑)。

―――帰宅ランはいいことづくめなんですね! では、現在の働き方になってよかったこと・大変だったことはありますか?

仕事の状況に合わせ、働く場所を自由に切り替えられるのはよいかな、と思います。忙しい時期は通勤の時間がもったいないと感じることもあるので、そんなときは在宅ワークをメインにもできますし、会社だけでなくコワーキングスペースで仕事をして、いつもとは違う刺激を得る、なんてこともできるのがいいと感じています。
一方で大変だったことは、在宅勤務を見越して引っ越したことです。引っ越す前は家が狭く、在宅ワークがしにくい環境だったので、この機に思い切って引っ越しをしました。ただ、忙しい時期に重なってしまい、引っ越し準備の時間を捻出するのが大変でした。でも今となっては苦労して引っ越した甲斐があったな、と感じています。

―――引っ越して作業しやすくなったとのことですが、自宅で働く際はどういったことを工夫していますか?

自宅には在宅ワーク用にマルチディスプレイを導入しています。出社がメインだった頃はゲラをプリントアウトできたのですが、自宅だとそうはいかないので、紙に出力する代わりに計3台のディスプレイを使って作業しています。3台のうち1台は縦置きにして、用途によって使い分けています。具体的には、縦置きはWebページの閲覧、横置きはゲラを見開きで表示しつつ、左右にWordのドキュメントやエクスプローラーを配置、という感じですね。

外部ディスプレイは縦に並べて、なるべく目との距離が同じになるように配置しています。これは若い頃に左右にディスプレイを配置していたところ、左右の視差が原因で乱視になってしまった経験に基づいています。

―――ディスプレイが3台あると仕事がはかどりそうです! では、小野さんの在宅ワークに欠かせないお気に入りのモノがあれば紹介してください。

私のお気に入りは、在宅ワークで使っている折りたたみ式のデスクです。省スペースでありながら、展開すれば快適な空間を確保できるところが気に入っています。もう1つはUSB接続のピンマイクですね。在宅ワーク時はパソコン内蔵のマイクとスピーカーで手軽にリモート会議に参加したいのですが、どうにもパソコン内蔵マイクの評判が良くなくて……。色々と試した結果、このピンマイクが最適解になりました。小さくて目立たないうえに感度もいいので気に入っています。

最近お気に入りのピンマイク。これに落ち着くまでに色々と試しました……。

―――今後チャレンジしてみたい働き方はありますか?

チャンスがあったらワーケーションにもチャレンジしてみたいですね。人里離れたログハウスでテレワークしつつ、朝は自然の中をランニング、仕事のあとは夜空を楽しみつつ焚火……と、絵に描いたようなワーケーションを一度はやってみたいです(笑)。

―――素敵ですね! その際は、ぜひまた話を聞かせてください。小野さん、ありがとうございました!