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【コダワリ #9】イラスト活動はインドア派にピッタリの趣味!

「コダワリーノ、スキナーノ」は、こだわりのものや好きなことなどについて自由に語る場所です。9回目は、新卒入社の進藤がイラスト活動について語ります。

アニメ・ゲーム好きの人なら一度くらいは「自分も可愛いキャラを描けるようになりたいな」と思ったことがあるのではないでしょうか? 私はそのタイプで、大学生の時にサブカルにハマり、いわゆる”推し”を描くようになりました。今回はそんな私をご紹介。

イラスト活動にハマったきっかけは……

今からちょうど4年前、必死に打ち込んでいた受験勉強を終え大学生活を謳歌していた時の話。飲み会や旅行、ゲームに明け暮れていた時期にふと、「何か情熱的に打ち込める趣味が欲しいなぁ」といった欲望が出てきました。そんな時、当時所属していたサークルの友人が同人誌を出していることを知り、ちょうどサブカルにハマっていた私もチャレンジしてみたい! と思い一念発起。その日のうちに、イラスト始めるにあたって必要な機材などをその友人に聞きAmazonで購入しました。

Wacom Cintiq Pro24。性能もお値段も大きさも衝撃的です。あまりにも大きかったのでこの後机も新調しました

一度でもイラストを描こうと思った人なら分かると思いますが、案外「人」って描けないものです。普段からアニメやゲームで萌えキャラに触れていても、いざまっさらな画面に描こうとしたら全く筆が進まない。何から描けばいいのか分からない。頑張って描いてもクオリティはお察し。SNSに上げる気も起きないままわずか30分でやる気消失……。誰もが通る道だと思います。自分もその繰り返しでした。意気込んで機材を揃えたのはいいものの、モチベーションを保つのが一番難しいです。

最初に書いた絵です。今見るとかなり恥ずかしいですね

こだわりの作業環境をご紹介

とはいえ液タブとPCに20万ぐらいお金をかけていたのでそう簡単にあきらめるのもカッコ悪い。イラストが上手な人に教えを請いたり、サークルのツテでイラストレーターの方と連絡を取って、作業環境の整え方やメンタルの保ち方、画力向上に役立つテクニックなど、いろいろなことを教わりました。イラストの描き方については弊社が出している書籍などを参考にしていただければと思いますので、ここでは私の作業環境について軽くお見せしたいと思います。

モニター3枚、液タブ、PCです。全て4K。夏場は排熱地獄でクーラーが効きません。お気に入りの作業用BGMは「初音ミクが円周率10,000桁覚えたようです。」です

個人的な考えですが、イラストを描くにはモニターは複数枚あった方が便利だと思っています。参考資料を同時に何枚も開いて確認できるからです。結局、「描けない」っていうのは「(構図やパーツを)知らない」と同じことなので、私はイラストを描く前に、参考資料を集めてしっかり観察するようにしています。その際、モニターが複数枚あると同時にたくさん表示できて効率が上がります。

他にも、作業効率化のために左手デバイスを使っています。デジタルイラストだとよく使う機能として「左右反転」「一つ前に戻る」「拡大・縮小」などがあるのですが、いちいち画面上のボタンをクリックするのは手間だし、かといってキーボードもサイズが大きいのでかさばる。となると、ゲーマーがよく使っている左手デバイスがしっくりきます。何度でも書き直せる点がデジタルイラストの最大のメリットなので、左手デバイスで操作を簡略化できるのは素晴らしい。

左手デバイス。ショートカットキーを登録して使います

さらに、椅子も新調しました。今まで以上に座る時間が増えるわけですから、腰やお尻にやさしいちゃんとしたものを使いたい。そういった想いがあって、エルゴヒューマンというお高めの値段の椅子を購入しました。夏場にムレにくいメッシュ生地と腰を支えてくれるランバーサポートがとても気に入っています。詳しいレビューはこちらの記事で書いていますので、ぜひご覧ください。

エルゴヒューマン。買った当時はまだ学生でした

まとめると、モニター、周辺デバイス、椅子辺りを整えました。この他にも、作家によっては「液タブスタンド」「昇降式デスク」「取り回ししやすい小型ワイヤレスキーボード」などにこだわるようです。Twitterで「#絵描きさんの作業環境が見たい」とタグ検索を行なうといろんな絵師さんの作業風景が見られて面白いです。

 ここまで色々と述べてきたので、そろそろ皆さんが肝心となるイラストを見てみたい、と思ってくる頃でしょう。せっかくなのでこの記事のためだけに描き下ろしてみました。

バストアップですが軽く描いてみました。初期のころよりだいぶ成長したかな、と思います

ちなみにコミケも毎回出ているので良ければ探してみてください。