【コダワリ #22】ガジェット大好き男の秘蔵(?)コレクション大公開!
私が「ガジェット」という言葉に巡り合ったのは、新社会人として印刷会社に勤め始めた頃でしょうか。当時はPDA(スマートフォンの前身)全盛で先輩が使いこなしている中で、「ガジェット」という呼び方をしていたのです。学生時代にもそれなりに電子手帳やらには興味があり、「ハイテクツール」なんて言い方をしていたのですが、「ガジェット」という響きの心地よさもあり、それ以来、ガジェット沼にどっぷり浸かり、気付けば20年余りが過ぎ去っておりました(笑)
私が反応するガジェットにはある特徴が。大きく分けて2つあります。
・ユニークでエッジが効いていること
・他の人とかぶらないこと
特に後者が重要で、どんなに便利そうなガジェットでもメジャーなものには食指が動きません! ということで今回、こちらで語る機会をいただいたので、これまで数々のガジェットを追い求めてきた中で、最近気に入っているものをお披露目したいと思います!
なお勝手ながら、それぞれ「ユニーク度」「おすすめ度」「レア度」として五つ星評価を付けさせていただきました。
こう見えて一台二役なんです。「Mokibo Fusion Keyboard」
ユニーク度:★★★★★
おすすめ度:★★★★☆
レア度:★★☆☆☆
トップバッターはこちら! 「Mokibo Fusion Keyboard」。まあ、いわゆるBluetooth接続のキーボードとなります。「赤いキーがちょいとオシャレな普通のキーボードじゃん!」と思いますよね? 違うんです、そうじゃないんです。この製品のユニークな特徴、それは……
「キーボードなのにトラックパッドなんです。」
え? 何を言っているか分からないって? もう少し詳しく解説すると、キーボードとトラックパッドを掛け合わせたガジェットなのです。例えば、一般的なノートパソコンのキーボードと比較すると、キーボードがあり、その下にトラックパッドがありますよね? このMokibo Fusion Keyboardはタッチパッドが無く、なんとキーボードの表面がタッチパッドになっているのです。百聞は一見にしかず、とりあえずこちら(↓)をご覧ください。
どうですか! ユニークでしょう? エッジが効いているでしょう?
こちらのMokibo Fusion KeyboardはWindowsをはじめ、iPadやAndroidにも対応。例えばタブレットPCを使う場合、従来ならBluetoothキーボードとマウスを持ち歩くところが、Mokibo Fusion Keyboardなら、マウスを持ち歩く必要がありません。それにタッチパッドも無いので、机を広々と使えるメリットもあります。個人的にはiPadと組み合わせて使うと、利便性マシマシな気がしてなりません。
そんなMokibo Fusion Keyboardですが、ちょっと「うーん」と思うところも。キーボードの表面をなぞってマウスポインターを操るわけですが、なかなかなフェザータッチを求められます。慣れないうちはダブルクリックがうまくできないこともありました。しかし、慣れてしまえば問題なしです!
実はこの製品、第二世代の製品で第一世代よりも完成度がグッと上がっております。
日本ではAmazon.co.jpなどで販売されており、入手しやすくなっていますよ! もちろん技適通過済みの製品なのでご安心ください。
マイクロ電光掲示板が5連チャン!「Divoom Times Gate」
ユニーク度:★★★★★
おすすめ度:★★★★★
レア度:★★☆☆☆
お次はこちら! 「Divoom Times Gate」です。ひと言で表すのがなかなか難しいところなのですが、端的に言うと……
「卓上時計だけど、小さい電光掲示板で色々な情報が表示できるんです。」
1つ目のよりも分かりやすいでしょうか。生活の中で時計は欠かせないツールと言えます。ただ……、普通の時計は面白くない! そんな時に出会ったのがDivoom Times Gateでした。
時計を表示できるのはもちろんですが、最大の特徴は5つのLCDディスプレイを搭載していること。「そんなにLCDディスプレイあってどうするの?」と思いますよね? 百聞は一見にしかず。こちら(↓)をご覧ください。
どうですか! ユニークでしょう? エッジが効いているでしょう?
5つのLCDディスプレイそれぞれに、様々な情報を表示することができるのです。この表示は自由にカスタマイズできるようになっており、ここでは左から「天気予報」「為替レート」「時計」「某ニュースサイトのRSSリーダー」「ピクセルアート」を表示しています。各情報はインターネットに接続し、最新の情報を取得して表示してくれます。
電光掲示板と言っていますが、それには理由があります。各LCDディスプレイの解像度が128×128となっており、表示が電光掲示板っぽいのです。ここに重要なポイントがあります。
同じ情報を見るならスマートフォンに勝るデバイスはありません。しかし、ディスプレイがリッチすぎてついつい余計な情報も目に入りがちです。その点、電光掲示板はリッチな表示には向かず、必要最小限の情報を表示するためデバイスと言えます。そうした意味で、この製品のように情報を削ぎ落として表示することで、サッと確認して仕事の邪魔にもならないのが良いのです。
また、個人的には8ビットっぽい表示も気に入っています。ファミコン世代の自分にとってはたまりません。先の例で一番右にあったピクセルアートは自分で作成して表示できるだけでなく、同じ製品を使っている他のユーザーがアップしたピクセルアートをランダムに表示することもできます。
ちなみにこちらの製品、インターネットには無線LAN経由で接続しますが、しっかりと技適マークが付いているので、安心ですよ! Amazon.co.jpなどから入手可能です。
この製品のメーカーであるDivoom公式サイトでは、他にも面白い製品が見られるので、ぜひ見てみてください。
接続デバイスの情報が丸分かりのUSB-Cハブ「DockCase Smart USB-C Hub」
ユニーク度:★★★☆☆
おすすめ度:★★★★☆
レア度:★★☆☆☆
お次はこちら! 「DockCase Smart USB-C Hub」です。端的に言ってしまえば、USB-Cのハブです。PD(100W対応)、有線LAN(Gigabit Ethernet対応)、HDMI、Display Port、SDカード、microSDカード、USB-A×2(USB 3.2とUSB 2.0)、USB-C(USB 3.2)を搭載と、豊富な各ポートを備えているのが魅力です。と、ここまで書くと、「ただのポートが豊富なUSB-Cハブじゃないか!」と思いますよね? 違うんです。ザックリと説明すると……
「接続しているデバイスの情報が見えるUSB-Cのハブなんです!」
「はて? デバイスの情報は見える? どういうこと?」って思いますよね。百聞は一見にしかず。こちら(↓)をご覧ください。
どうですか! ユニークでしょう? エッジが効いているでしょう?
中央に配置されたディスプレイには各ポートに接続されたデバイスの情報が表示されるようになっています。例えば、接続されたUSBメモリーがUSB 2.0なのかUSB 3.0なのか、一目瞭然なのです。他にも接続されたLANケーブルの速度が10/100Mbpsなのか、1000Mbpsなのかも分かります。職業柄、このあたりの情報が重要になってくることもあり、地味に重宝するのです。
つい先日、このディスプレイが役立ったことがありました。パソコンからHDMIで画面を出力し、USBキャプチャに接続して動画を撮ろうとしたときのことです。USBキャプチャに映像が入ってこないのです。こうなると、パソコンが悪いのか、USBキャプチャのデバイスが悪いのか、問題を切り分ける必要が出てきます。そんな時に役立ったのがこの製品でした。正常に映像の信号が出ていれば、出力されている解像度の情報が表示されるようになっているのです。結果、USBキャプチャ側に問題があるということで、無事、解決に至りました。
といいつつ、利便性の面だけでなく、なんだか細々とした情報が表示されているのがたまらない、というところもポイントです。このあたり、車のダッシュボードとかにロマンを感じるのに似たものがあるのかもしれません。
こちらの製品はAmazon.co.jpで購入可能。他にも搭載ポートが異なるバリエーションモデルもありますよ! ちなみに製造元のメーカーであるDockCaseではUSB-Cハブ以外にも、手のひらサイズのSSDなんかもリリースしています。こちらもなかなかエッジが効いてますよ。
暗闇を照らす変身ベルト的ライト!「Kogalla RA」
ユニーク度:★★★★★
おすすめ度:★★☆☆☆
レア度:★★★★★
最後にご紹介するのはこちら! 「Kogalla RA」。えぇえぇ、分かります。きっとクエスチョンマークが出てますよね。とりあえず端的に言うと……。
「エクストリームなアウトドアアクティビティに最適な唯一無二のガジェット」
なんだかよく分からないですよね。分かりました、百聞は一見にしかず、以下(↓)をご覧ください。
どうですか! ユニークでしょう? エッジが効いているでしょう?
この製品はアウトドアアクティビティ向けに開発された世界初のストラップ型LEDライト。ストラップ型というのが大きな特徴です。
ここで補足しておくと、アウトドアアクティビティと述べてはいますが、私の場合はランニング、特にトレイルランニングでの利用を指しています。
トレイルランニングの世界においては、100マイル(160㎞)レースと呼ばれ、一昼夜(場合によっては二昼夜)かけて走り続ける大会があります。かく言う私も参加したことがあるのですが、その際に使ったのがこのライトです。ではどのように使うのか? 実際の写真を見てもらいましょう!
そう、腰に装着するのです。通常、LEDライトというと、ハンドライトの他に、ヘッドライトを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
トレイルランニングにおいて、ハンドライトが使われることはあまりありません(厳密にはサブライトとして使うケースはあります)。ライトを使うようなシーン、つまり夜間行動に際しては、両手が空いていることがとても重要だからです。そういった意味で、ヘッドライトがよく使われます。
しかし、ヘッドライトには難点があります。それは照射範囲が狭いことです。夜間、しかも山道を走る場合、照射範囲が狭いと非常に走りにくくなります。その点、この製品は照射範囲が120°と非常に広く、視界のほぼ全面を照らしてくれるので、見やすくなって走りやすくなります。
そして、腰に装着する副次効果もあります。それは路面の凹凸が分かりやすくなるのです。いうまでもなく山道はデコボコしています。ヘッドライトで路面を照らした場合、凹凸が非常に分かりにくく、走っていて転びやすいのです(あくまで個人的な印象ですが)。しかし、腰にライトを装着すると、路面のデコボコに影ができ、凹凸を把握しやすくなります。このあたり、なかなか伝わりにくいのですが、分かる人には分かってもらえると思います(笑)
当時、周りに使っている人は全くおらず、その見た目から「変身ベルトだ!」「すごーーい、スーパーライト!」とか言われておりました。2017年にKickstarterでゲットした製品ですが、その後、量産化されてはいるものの、いまだに自分以外で使っている人を見たことがありません。スペック的には今でも十分通用するので、まだまだ使っていきたいところです。
製品の公式サイトでは、豊富な写真と共に利用シーンが見られますので、気になった方はぜひ! ヘッドライトとの使用比較写真もありますよ!
ちなみに2024年現在、公式サイトから日本への発送は対応していない模様です。
こぼれ話「いま気になっているガジェット達」
さて、ここまで極めて個人的なコレクションを見ていただきました。グッときたものはあったでしょうか? こうしてみると、最近は「小さいディスプレイ」が搭載されたガジェットに反応しているな、と感じました。確かに最近ではAnkerなどからディスプレイ搭載のモバイルバッテリーが出たり、ASUSのROGブランドからディスプレイ付きのゲーミングキーボードが出たりしているので、密かなブームが来ている感じがあります。
そんな状況の中、私が今、気になっているガジェットをちょこっと取り上げて締めくくりたいと思います。
▼ストレージ拡張できるiPhoneケース!?「iRe5」
iPhoneはその昔から外部メモリー非対応で、microSDなどが使えないのが当たり前でした。なんとこの製品はiPhoneケースにmicroSDのスロットを搭載し、極めて自然なかたちでストレージを拡張できるガジェットです。私はAndroidユーザーなのであまり関係ないのですが、最近はAndroidスマートフォンでも外部メモリー非対応の機種が増えているので、Galaxyに対応したケースとか出してくれないかなあ、と思っております(笑)
▶公式サイト
▼自由に写真が入れ替えられる次世代スマホケース「e-paper case 01」
最近は推し活がブームですが、スマホケースに推しの写真などを入れて楽しんでいる方をよく見かけます。そんな時に見つけたのがこの製品。スマホケースに電子ペーパーが内蔵されており、画像を自由に入れ替えられるようになっているのです。これなら好きなタイミングで推しの写真を入れ替えて楽しめそう、と気になっております。製品はNTTドコモが発売しており、価格もそれほど高くありません。
▶製品サイト
うーむ、Androidユーザーなのに、iPhoneネタばかり……。なんてことだ!