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#インプレス 書評のnote

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このマガジンは、#インプレス のタグをつけて書評を書いていただいている方のnoteを集めています。
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記事一覧

『手を動かしてわかるクリーンアーキテクチャ』の感想

書籍『手を動かしてわかるクリーンアーキテクチャ ヘキサゴナルアーキテクチャによるクリーンなアプリケーション開発』を読んだので感想を書きます。 何の本かクリーン「な」アーキテクチャの具体的な設計・実装方法に焦点を当てた本です。タイトルおよびサブタイトルに「クリーンアーキテクチャ」と「ヘキサゴナルアーキテクチャ」の両方が入っているので、若干混乱を招きそうですが、クリーン「な」アーキテクチャの具体例の一つであるヘキサゴナルアーキテクチャの解説書と捉えた方がよいでしょう。原著のタイ

「アジャイルなプロダクトづくり」

 プロダクトづくりには2つの状況がある。何もない、ゼロから臨む場合と、すでにあるプロダクトをより良くしようとする場合とで。いずれの場合にも、「何が正しいのか?」に答えるための仮説検証と、作りながら確かめていくアジャイルの二刀流で臨む必要がある。  ただ、指す言葉は同じでも、「ゼロから」と「すでに」で適用する方法は変わる。置くべき焦点が異なる。そうした文脈の違いを捉えながら、どのようにしてアジャイルにプロダクトをつくるのか。ここを語るための本を書いた。文字通り「アジャイルなプ

フリーアナウンサー・絵本専門士 吉田明世さんと考える子どものこころを育てる「絵本」の選び方

「くらしのリサーチ、頼れる味方」では、子育て世代の ”知りたい” に答えるさまざまなトピックをご紹介。その分野にまつわる専門家と、Yohanaのスペシャリストとの対談を通じて、くらしに役立つヒントをお届けします。 今回のテーマは「子どもの本・絵本」。絵本専門士の資格を持つフリーアナウンサーの吉田明世さんと、Yohanaスペシャリストのきむさんが対談。選ぶ基準や、おすすめの絵本についてお話します。 【PROFILE】 吉田明世(よしだあきよ) 元TBSアナウンサー。2児の母で

【最近購入した本】関数ちゃんと学ぶエクセル仕事術

私は、Xで何を見ているかというと、「ビジネス・仕事術関連」「簡単にできる料理」「メイク術・化粧品」「手帳術・文房具(特に万年筆やインク) 」のポストが主です。 その中で、『筒井.xls』さんという方のポストをよく見ています。ハンドルネームから察して、Excel関係のことをポストされているのかな?と気づかれる方もいらっしゃるのではないかと思いますが、そうです、Excel関連のことをポストされていらっしゃる方です。 仕事ですぐに役立つExcel関数を教えてくれたり、Excel

SQLを分析のために学ぶ人に本書をガチおすすめする7つの理由 by 著者

ビジネス書や自己啓発本では、SNSなどで、著者がその内容を解説したり、ウリとなる特徴をつぶやいたりするの見る機会がままあります。一方、技術書についてはあまり見かけたことがない。 そこで、2024年7月19日にインプレスさんから発売になる「BigQueryではじめるSQLデータ分析」という書籍について、著者の私から、なぜSQLを分析に使う人にこの本がガチおすすめなのかをまとめてみました。 著者によるオススメなので、もちろん、「買ってもらえたら嬉しいな」という気持ち満載でお届

【読書感想】写真で何かを伝えたいすべての人たちへ

どうも、地方公務員のばたやんです。 今回は、写真に関する書籍の読書感想になります。 写真やカメラに関する本はいくつか読んだのですが、撮影に関するスキルや道具のお話がメインであったのですが、今回読んだ本書は度の本よりも哲学的でした。 🔷写真で何かを伝えたいすべての人たちへ著者:別所 隆弘 インプレス 🔷本書を読もうと思ったきっかけ私は、昨年2023年4月にミラーレス一眼カメラを購入し、そこからなんちゃってフォトグラファーを続けており、最初はカメラで写真を撮る楽しみに浸っ

馬が駈ける島

北海道の東に位置する根室半島。 そこを走るJR花咲線の駅に 「落石」 や 「昆布盛」 がある。 太平洋に面したその地区の漁港から 沖合を眺めると、 眼前に、薄く平らに伸びた島が見える。 その小さな島が、ユルリ島。 人の立入が禁じられた 馬が自由に駈ける島。 そんな島があることをこの本で知りました。     『エピタフ      幻の島、ユルリの光跡』 著者・写真 岡田 敦 インプレス 第33回木村伊兵衛賞を受賞さ

長谷川晶一「詰むや、詰まざるや 森・西武VS野村・ヤクルトの2年間」

・1992年と93年、日本のプロ野球で史上最高の日本シリーズと言われた試合があった。それは、森祇晶監督の西武、野村克也監督のヤクルトの14試合である。 ・1992年の西武は森監督がチームを率いて7年の間に、リーグ優勝6回、そのうち日本シリーズを5回制覇していた(このうち2年連続で日本一に輝いていた)王者に対し、ヤクルトはセ・リーグを死力を尽くして苦難の末に14年ぶりの優勝を掴み取る挑戦者であった。 ・1992年の日本シリーズの世間の見方は「西武有利」というシビアな見方が多

矢崎良一「松坂世代、それから」

・本書は、1980年度に生まれ、「平成の怪物」と称された松坂大輔をはじめとする「松坂世代」16人の生き様について書いた1冊。 ①村田修一(巨人二軍野手総合コーチ/1865安打) ・2018年、巨人に戦力外通告をされ、BC(ベースボール・チャレンジ)リーグの栃木ゴールデンブレーブスにプレーすることになる。金銭面だけならばもっと条件の良いチームがあったが、選んだのにはある理由があった。 ・2018年9月9日。栃木ゴールデンブレーブスのシーズン最終戦が村田氏の引退試合となる。現役

ライフピボット 「人生の方向転換」を肯定する新時代のキャリア論

『わたしには〝あれもできるし〟〝これもできる〟というような、選択肢がある状態が【価値】になる』 人生100年時代のキャリアデザイン法 〜ひとり1人が自分ならではの人生スゴロクをプレイする時代へ〜 【今日の読書旅】Day106ライフピボット黒田悠介 著 インプレス 2021年 いつだってやり直せる 「人生方向転換」を肯定する新時代のキャリア論 人生100年時代、将来が不安にならないキャリアの築き方とは? ❶[3セレクト]①なぜ「ライフピボット」が必要なのか? 人生という

文系人間ほど、プログラミングは向いている件

皆さん、こんばんは。 今日は、最近感動した書籍について、無駄に熱い情念を織り交ぜつつ 皆さんと情報共有したいと思います。 みんなー!文系人間やってるかー?!これをご覧になっている皆さまは、文系ですか理系ですか。noteはプログラマの方なども数多くされているので、理系の方も多いのでしょうか。この記事を読んでいただけている方は、文系の方かもしれません。 遠山はまごうことなき文系人間です。20数年間、生まれも育ちも文系です。文系・理系の区分は、巷ではなかなか曖昧なところもあるの

世の中すべての働く人に勧めたい本_『社長の「まわり」の仕事術』(上阪徹 著、インプレス)

この一年ほどで、これまでになくビジネス系の本や情報サイトを見るようになり、世の中の「社長」さんに興味がわいている。 そんなタイミングで手に取った、『社長の「まわり」の仕事術』(上阪徹 著、インプレス)は、働く人すべてに読んでほしい一冊である。自分は、「はじめに」のこの見出しにグッときてしまった。 世の中のほとんどの人は、「社長のまわり」の人だった そうなんだ、働く人のうち、圧倒的多数を占めるのは「社長」以外なのだ。今は社長のあの人も、かつては一社員だったはず。そう考

【感想】「オレたちは「ガイジン部隊」なんかじゃない! 」(2020/4/3発売)

昨年の野球書店大賞受賞作『下克上球児』の著者・菊地高弘氏の新著「オレたちは『ガイジン部隊』なんかじゃない!」(インプレス/1500円)を読みました。 錦織圭が島根で生まれ、青森山田高校に進学したことを「テニス留学!」と批判した声を聞いたことがありません。 宮里藍が沖縄で生まれ、東北高校へ進学したことを「ゴルフ留学!」と批判した声を聞いたことがありません。 なぜ、高校野球では大阪に生まれた野球少年が青森の高校へ進学すると「野球留学!」と批判されるのでしょうか?  なぜ、高校

【終了報告:対話型読書会『「アタマのやわらかさ」の原理。』】

みなさんこんにちは、デザケンのシモウサです。 先日、お陰様を持ちまして、オンライン読書会『「アタマのやわらかさ」の原理。』が終了しました。 今回の読書会、実はzoomのトラブルがありまして、、参加者のみなさんがログインできない、という、、とっても困った事態になってしまったのですが、zoomから違うオンラインツールに切り替え、満身創痍ながら実施いたしました。 結果、回線が重くなってしまって参加を断念せざるを得なかった方をはじめ、参加者のみなさんにはご不便をおかけしてしまい、本