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人生を折り返す準備はじめていますか?ー発売前から大反響!『人生は折り返し地点からがきっとたのしい』10日間限定、第1章まで無料公開

2024年2月13日から22日まで行った期間限定の無料公開は終了しました。たくさんの方にお読みいただき、ありがとうございました。著者が「折り返し地点」について考えるきっかけなった、「はじめに」のみを、引き続きnoteで公開を続けます。多くの方が本書に触れてくださる、きっかけになればと願っています。 

大好きな祖母の一言で人生後半の準備をスタートした、著者namytoneさん。書籍では、自分のこれまでを見つめ直し、人生を折り返すためにはじめた5つの準備を軸に構成されています。間も無く折り返し地点を迎える人はもちろん、人生後半に突入し、この先のことを模索している人にとって、これからをきっとたのしくしてくれる暮らし方、考え方が詰まった1冊です。

 読み終えられた方は、ぜひ「#人生は折り返し地点からがきっとたのしい」で感想をお待ちしております(感想を書くのがハードルが高い方はぜひ「スキ♡」を)。みなさまの感想を伺えるのを、著者のnamytoneさんと一緒にドキドキしながらお待ちしております。


はじめに

 祖母の80歳のお祝いをしていた、ある秋のこと。料理とおしゃれが大好きな祖母が「段々と出掛けるのがしんどくなってきてね」と言い出したのです。いつまでも元気だと思っていた祖母にこんな日が来るなんて……。
 好きなように動ける時間は、意外と短いのかもしれない。色んなことが頭の中を巡りました。その時、ふと手に取ったのが、

「あなたの人生、いま何時?」

『志村流』/著:志村けん/発行所:三笠書房

という言葉が綴られた志村さんの本。この中に、「一生を一日二十四時間で考えたら」というテーマがありました。そこには「人生は72年、それが丸一日とすると一時間あたり3歳」ということが書かれていました。
 私は現在38歳なので、今は12時すぎ。

平均寿命から考えると、人生が72年というのはちょっと早いかもしれませんが、祖母がしんどくなってきた80歳が健康寿命だとしたら、40歳くらいが折り返し地点……。

 「もう折り返し地点!?」

 これまで何となく日々を生きてきたけれど、急に目の前に「これから」の下り道が現れ、ハッとしました。その後、祖母はみるみる弱ってしまい、介護が必要な状態に。祖母の一言がきっかけに、人生後半は自分を取り巻く物事を整理して、「余裕」「余力」「楽しみ」を持ちながら身軽に暮らしていきたいと思い準備をはじめました。
 ノープランでふらふらっと旅するのもよいですが、事前にチェックしていた見たい景色、訪れたい場所、食べたいものなどを辿っていく旅は、また違った充足感を得ることができますよね。これからの人生、旅のしおりのような「人生の地図」があると、より楽しく、身軽に、そして自分らしく生きていけるのではないかと考えました。進む道が分からなくなった時に、見返せるものがあると安心です。そこで、旅のしおりを作るために自分に問いかけました。

 何をしている時間が幸せだろうか。
 日常的に自分はどういうエネルギーで生きているのだろうか。


 自分のこれまでを振り返ると、いい仕事をすることや、全力で意気込むことはもちろん大切だけれど、結局“幸せだな”って感じることは、暮らしの中にあるほんのちょっとした出来事だったりします。暮らしの中の些細な風景に、いつも心救われているのです。
 旅のしおりに必要な項目がぼんやり見えてきて、そこから人生の地図の中で、「これから」というレールを敷き直してみたり、分岐させる方向を考えたりするのが楽しくなりました。地図を見直すと、人生後半は辛いことだけでなく、楽しみも詰まっている。人生は選択と決断の連続ですが、何かを“選ぶ”ということは、人生そのものを作ることでもあると気付きました。
 40歳を目の前に、人生のさまざまな節目を思い返してみましたが、一度たりとも同じ自分ではありませんでした。前を向いて新しいことに挑戦することだけではなく、うしろを振り返り、「これまで歩いてきた道をなぞること」も、生きていくことなのだと思います。地図上で自分の現在地さえ分かれば、難しいことは何もないのです。

 これからの人生のために、行動や暮らしを何度も軌道修正し、今もなお日々手探りではありますが、私のリアルな暮らしの断片や生活の記録などを綴りました。この一冊を通して、一緒に「歳を重ねるのも悪くないな」「折り返し地点からの人生の地図を作ってみようかな」と思う方がいてくださると幸いです。
 読み終わった後に、人生は折り返し地点からがきっとたのしいと思っていただけますように。


限定公開は以上になります。続きは書籍をご購入のうえ、ぜひお楽しみください。ご感想も「#人生は折り返し地点からがきっとたのしい」でお待ちしております。

▼著者namytoneさんが綴る本書の舞台裏のnoteやYouTubeも公開中✨

▼制作の裏側を担当編集がnoteで綴っています

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