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コダワリーノ、スキナーノ

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「コダワリーノ、スキナーノ」は、こだわりのものや好きなことなどについて自由に語る場所です。主にインプレス出版事業部のメンバーが執筆しています。
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記事一覧

【コダワリ #22】ガジェット大好き男の秘蔵(?)コレクション大公開!

私が「ガジェット」という言葉に巡り合ったのは、新社会人として印刷会社に勤め始めた頃でしょうか。当時はPDA(スマートフォンの前身)全盛で先輩が使いこなしている中で、「ガジェット」という呼び方をしていたのです。学生時代にもそれなりに電子手帳やらには興味があり、「ハイテクツール」なんて言い方をしていたのですが、「ガジェット」という響きの心地よさもあり、それ以来、ガジェット沼にどっぷり浸かり、気付けば20年余りが過ぎ去っておりました(笑) 私が反応するガジェットにはある特徴が。大

【コダワリ #21】5,000個の軌跡:ヤマザキパンに捧げた(笑)14年

はじめに:驚きと継続の力みなさん、菓子パンは好きですか? 私はどうなんやろうか(笑)。そんな私は14年間でヤマザキパンを5,000個食べ続けてきました。1年間で約365個、つまり毎日1個以上! これまで数えきれないほどの新作や限定商品に出会い、その中で学んだことも多いです(笑)。 今回は、私がヤマザキパンにどハマりし続けた14年間の「驚き」と「継続力」についてお話しします。 絶対もうみんな引いてますやん……(笑) 【驚き編】 私が「おお!」と感じたことベスト3まずは、私自

【コダワリ #20】苺好きがオススメするご褒美贅沢スイーツ

自己紹介でよく「好きなものはなんですか?」と聞かれることがあります。大体は趣味だったり、その時ハマっていることを答えるのが王道ですが、私は「苺」と答えます。もうこれは小学生の時からブレていません。ちなみにインプレスの最終採用面接でも、 「好きなものはなんですか?」 「苺です!」 と力強く答えたら、「え?食べ物?」と質問した方が驚かれていました。365日食べているわけではありませんが、疲れた時や仕事が一区切りついた時、ご褒美に大好きな苺を楽しみます。 そんなこんなで苺が大

【コダワリ #19】読書バカが薦める「ノンフィクション」2024年上半期ベスト5

「コダワリーノ、スキナーノ」は、こだわりのものや好きなことなどについて自由に語る場所です。19回目は、書籍編集の今村が「ノンフィクション」の書籍について語ります。 書籍編集者の今村です。趣味は読書です。 好きで本を読み、好きで本を作る仕事をしているので、人生そのものが「読書」になってしまいました。こういう人は、皮肉と愛情を込めて「読書バカ」とでも呼んでください。 近年はノンフィクションを好む傾向にあり、2023年はこのジャンルで100冊読了し、2024年に入っても同じペース

【コダワリ #18】フィルムカメラ、はじめてみませんか?

インプレスに新卒入社、営業部に配属後、この春から編集部に異動となった新人編集者の依田です。noteの執筆にあたり、好きなベイスターズネタにしようか、あるいは旅行ネタにしようか、などと考えていましたが、今のところ被りのない(かつ私が沼にはまり込んでいる)カメラネタで書くことにしました。今回は中でもフィルムカメラに焦点を当て、皆さんもはじめてみませんか? という話をしようと思います。 ①フィルム1本2,000円超えの時代ですが……私の幼少期(90年代後半~00年代)はまだフィ

【コダワリ #17】40代からの海外女性一人旅でおすすめしたい3つのこと

スマホさえあれば地図や翻訳、いい感じの写真が撮れて支払いまでできて、私が学生の頃に比べて段違いに便利になった海外旅行。 それでも私の周りで「よく海外に行っているよ」という人はそう多くはありません。いまは円安だしお金も時間もかかる、家族もいると予定も立てづらい、一緒に行く人がいない、けど1人はさびしい。 わかります。けれど、飛行時間の長さによる体への負担や国際情勢の難しさなどを考えると、1日でも若いうちにいろいろ行ったほうがいいのは明白です。 これまで30か国以上、30代から

【コダワリ #16】絶滅危惧種? いろいろすごい「檜単板ラケット」の話

「檜単板ラケット」は「卓球」というテーマの中でかなりマニアックなサブテーマです。 どのくらいマニアックかというと、「プロ野球助っ人外国人選手列伝」における「サンチェ」くらい。 本稿を読もうとされている方の中には、近年急速に人気を高めている卓球に強い関心をお持ちの方がいらっしゃるかもしれないのですが、ここから先を読んでも極小領域の知識が不自然に肥大するだけ、ということを先にお断りしておきます。 卓球がうまくなることがないのはもちろんのこと、卓球を始めたくなったり、Tリーグ観戦

【コダワリ #15】毎週末の楽しみ、柏レイソルの試合観戦とサッカー遠征

インプレスに新卒で入社し丸10年、普段は年賀状素材集やカレンダー・書籍の編集を担当している筆者は、千葉県にあるJ1リーグ所属の柏レイソルのサポーターです。 きっかけは玉田選手中学生だった頃、ドイツW杯であのブラジル相手に先制ゴールを決めた玉田圭司選手が柏レイソルに所属していた当時、玉田選手に興味を持ったことがきっかけでサッカー観戦を始めました。サポーター暦は今年で18年のようです。数年前、自身が担当していた年賀状素材集の中の年賀状マナーの記事内で当時所属していた選手の苗字や

【コダワリ #14 後編】磐石劫の果てしない石仏曼荼羅

前編はこちら。 お地蔵様? いや、弘法大師です石仏を語るうえで外せないのが弘法大師(空海)。真言宗のお寺や霊場の写しで祀られていることが多く、遭遇する確率の高い石仏です。僧形であるためお地蔵様と似ており、慣れないうちは間違えやすいでしょう。でも見分け方はとても簡単、持物を見れば一発です。 地蔵菩薩の持物は前述の通り錫杖と宝珠で、弘法大師の持物は金剛杵(こんごうしょ)と数珠です。また、沓(くつ)と水瓶(すいびょう)が一緒に彫られていれば弘法大師です(まれにほかの祖師であるこ

【コダワリ #14 前編】磐石劫の果てしない石仏曼荼羅

天人が百年にいちど、四十里四方もある巨石に舞い降り、その衣の薄絹が石をそっと撫でる。その百年おきのかすかな摩擦を、巨石が完全に削り取られてしまうほど繰り返してもまだ足りない。その思考の及ばないほど長い時間のことを「劫」(こう)といいます。退屈で面倒な作業をするときに使う「億劫」とは、この盤石劫(ばんじゃくこう)の逸話から、いくら輪廻転生しても果てないほど長い時の流れを喩えた言葉なのです。 世にごまんとある石仏を巡る道のり。それは凡夫である私にはまさに億劫な旅です。なのですが

【コダワリ #13】勢い余ってNBAの書籍を作ってしまったニックス好き編集者のひとり言

NBAが好きです。 特にニューヨーク・ニックスが好きです。 好きすぎて、NBAで展開されている戦術やプレーを解説した『NBAバスケ超分析 語りたくなる50の新常識』の企画・編集を担当しました。 それぐらい好きです。 ただ、本当に好きになったのは、3~4年前から。小学生のころに2歳上の兄とNBAのゲームでどっちがアレン・アイバーソンでプレーするかをめぐって何度かガチ喧嘩したことや、地元である松本市の総合体育館で田臥勇太選手の試合を観戦したこともあったけど、昔からNBAファンと

【コダワリ #12】シーカヤックを遊ぶ

シーカヤックと言っても、たいていの人はまずわからない。多くの人はシーカヤックをカヌーやボートと呼んでいて、この原稿の依頼をくれた同僚、水野さんからのメールにも「藤井さんはカヌーを……」と記されていた。シーカヤックはカヌーの一種なので、カヌーと呼ぶのも間違いではない。カヌーという大カテゴリーの中に、カナディアンカヌーやシーカヤック、リバーカヤックなどの小カテゴリーがあるイメージかな(諸説ある)。 「細長い船体で、上に穴が空いていて体を入れて乗るやつ」と説明するとなんとなく伝わ

【コダワリ #11】ショッピングセンターの歴史を観察する

「一期一会」がモットーなので、「コダワリ」というものは特になく人生を過ごしてきたのであるが、敢えてあげるとすれば、「ショッピングセンター(以下、SC)巡り」ということがあるだろう。現在の書店は「SC」のテナントが多く、書店営業というよりもSC訪問、という意味合いで仕事と趣味を兼ねているのかも知れない。 興味のない人からすれば、ショッピングセンターは「金太郎飴」に見えるかも知れないが、それぞれに歴史、また、立地による差がある。例えば「イオン」でくくられてしまっているSCにも「

【コダワリ #10】楽しみが年々広がる! ベースへの愛を語ります。

はじめまして。出版営業部の小山と申します。 平日は書店営業で都内近郊をまわっています。一方休日は趣味でバンド活動をしており、頭をからっぽにしてエレキベースを弾くのが日々の癒しです。   ということで、今回は私が親しんでいる楽器「エレキベース」(以下、ベース)について語っていければと思います! ベースとの出会い私とベースとの出会いは大学1年生の時でした。高校時代よりロックバンドに憧れを募らせており、大学入学を機に軽音サークルに入ることに。とはいえ、それまでずっと運動部に身を置