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インプレス出版人図鑑

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インプレスでは、多様な考えや経歴をもったメンバーが書籍づくりに携わっています。本づくりを裏方として支えるメンバーたちの声を通じて、その人となりや書籍づくりのへ思い、社内の雰囲気な… もっと読む
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#インプレス

書籍編集者・山内悠之 年賀状不要論が叫ばれる時代に年賀状素材集がベストセラー!編集長の手腕とは【インプレス出版人図鑑】

―――2022年も年末が見えてきました。山内編集長は、この時期に需要が高まる年賀状素材集やカレンダーのご担当だそうですね。最近は年賀状を出さない人も増えてきました。そんな時代なのに、去年はインプレスの年賀状素材集がオリコンランキングで1位を獲得したとのこと。売れ続けている理由は何なのでしょう。 年賀状って、出す人が減ったと言っても国民的文化、つまり純粋に読者が多いコンテンツではあるんです。好きな人が作るというより、日本国民全員が関心を持って作るものなので、市場規模が純粋に大

出版営業・梅田拓実 出版物のマーケティングを担当。編集者が絶大な信頼を寄せる営業プランナー【インプレス出版人図鑑】

―――梅田さんは営業部の中でマーケティングを担当しているとお聞きしました。どんなお仕事をされているのでしょうか。 もともとほかの出版社で営業をしてきましたが、4年前にインプレスに入社して、現在は営業部のマーケティングを担当する部署でプランナーをしています。出版社には、編集部門と営業部門があります。私が所属するマーケティングを担当する部署は、編集部門と営業部門のちょうど中間に位置するような存在です。具体的に言うと、たとえばインプレスから出版される書籍の初版部数を提案するのも私

書籍編集者・小野孝行 一度退職し再入社。やっぱりインプレスで仕事をしたいと思った理由は【インプレス出版人図鑑】

―――小野さんはどうしてインプレスに入社されたんですか? インプレスに入る前は、製品のマニュアルを作る会社にいました。マニュアルは書籍のような体裁ではありますが、法律的に必ずつけなくてはならない「部品」という扱いです。すべての機能を等しく解説しなくてはならない。それなのに頑張って作ってもそんなに読まれない切なさがありまして、もっと読者の心を動かせるものを作りたい気持ちがわいてきて、ご縁があってインプレスへ転職しました。『できるシリーズ』は自分もよく知っていたので、自分も作っ

書籍編集者・柳沼俊宏 新しいことが好きで「とにかくやってみる」が信条。機動力のある編集長【インプレス出版人図鑑】

―――柳沼さんはどんなきっかけで編集者になられたんですか? 中学生のころからパソコンが好きで、パソコン専門誌をよく読んでいました。学生時代にアルバイトを探していたとき、たまたま先生に紹介してもらったのがインプレスで、すぐに飛びつきました(笑)。アルバイトからそのまま社員として編集者になりましたが、子どものころから好きだったものに関わる仕事に就けてラッキーだなと思っています。入社当時は同僚もみんなパソコンが大好きな人ばかりで、最新のテクノロジーや秋葉原の話で盛り上がるのは本当

書籍編集者・玉巻秀雄 穏やかな口調の裏に熱い思いを秘めた資格書の編集長【インプレス出版人図鑑】

インプレスの資格書とともに成長―――玉巻編集長はインプレスに入社されて26年と伺いました。入社当時からインプレスはどう変わりましたか。 私がインプレスに入社したときは私以外の社員がパソコンオタクばかりで、最初は場違いな世界に入ってしまったのではないかと思ったものです。でもオタクって、自分の好きなことをとことん追求していく良さがありまして。そんな編集者の作る書籍が評価されて、会社が成長してきました。成長とともに会社の仕組みが整備され、社員の意識も変わりましたし、今ではいろいろ

書籍編集者・関口雄也 「自分の興味」を企画に生かしてターゲット層にアプローチ 【インプレス出版人図鑑】

ものづくりがしたくて編集の道へ―――関口さんは中途採用でインプレスに入られていますね。 新卒で印刷会社の出版部門に入り、その後編集プロダクションに転職しました。インプレスは3社目です。 もともと、ものづくりが好きで大学4年の時に本が作りたいと思って、まずは印刷会社で経験を積んだのち、編集プロダクションに転職しました。自分が好きなガジェット等のデジタル系ムックや雑誌づくりに携わり楽しく仕事をしていたのですが、結婚を機にじっくり腰を据えてデジタル系の仕事にっ取り組みたと思い、イ

書籍編集者・佐川莉央 誰にも負けない探求心で読者目線の本づくり【インプレス出版人図鑑】

さくらももこのエッセイを読んで編集者を目指す―――インプレスに入ろうと思ったきっかけを教えてください。 編集者になりたいなと思っていたのは中学生くらいからです。さくらももこさんのエッセイが好きで小学生のときからよく読んでいたのですが、その中に出版社や編集者とのやりとりが出てきて、当時は派手なこともできた時代だったようでとても面白かったんです。そこで中学生のときに出版や編集の勉強ができそうな大学に狙いを定め、高校、大学と進学しました。学生時代もジャーナリズムや編集の授業をとっ

書籍編集者・宇枝瑞穂 読者目線を大切に、瞬間のひらめきを企画に生かす【インプレス出版人図鑑】

バイトで知ったものづくりの楽しさから編集者の道へ―――インプレスに入社したきっかけを教えてください。 大学まではずっと教師になりたくて、大学と大学院では日本児童文学を学び、教員免許も取っていました。そんな私が編集者の道に方向転換したのは、学生時代に出版社でアルバイトをしたことがきっかけです。自分が読んでいたマンガ雑誌の編集部で編集事務の仕事をしているうちに、ものづくりの現場を見て面白そうだなあと感じ、出版社の試験を受けることにしました。 最初はウエディング雑誌の編集者とし

出版営業・平田葵 編集部から異動して見えてきた「売れる本の特徴」【インプレス出版人図鑑】

「人に何かを伝えたい」が原動力。ビジネス書籍の編集を担当―――インプレスに入社を決めた理由を教えてください。 大学時代、外国語学部で英語や言語学を学びましたが、そこで自分の興味は「何かを伝える」ことにあると感じ、「伝える」をキーワードに就職活動をしていました。その中で出会った会社がインプレスで、『できるシリーズ』もそうですが、ITの技術を読者にわかりやすく丁寧に伝えることに真摯に取り組んでいる会社だなと感じて入社を決めました。最初に配属となった編集部では、ITやビジネス関連

書籍編集者・田中健士 どこにも売っていない本を作りたい。マニアにも受ける面白い本とは【インプレス出版人図鑑】

元・漫画編集者。グループ内企業から転籍してインプレスへ―――田中さんはインプレスグループの別会社から転籍されてきたとお伺いしました。インプレスに入社されるまでの経歴を教えていただけますか。 大学卒業と同時にデザイン会社で働いたあと、パチンコ誌で4年程編集の仕事をしていました。その後、漫画編集者になり、10年以上ずっと漫画一筋でした。2016年にインプレスグループのICEに中途入社し、QuickBooks事業部というところでデジタル書籍の編集に携わりました。ICEはデジタルプ

書籍編集者・本田拓也 スポーツ書籍や絵本に挑戦。新たな可能性を広げる編集者【インプレス出版人図鑑】

プロ野球選手の夢を諦めて編集者に―――編集者を志したきっかけを教えていただけますか? 編集者になりたいと思ったのは中学2年生の頃です。 小学1年生からずっと野球をやっていて、プロ野球選手になることが夢だったんですが、中学2年生のときにその夢を諦めました。当時、甲子園で活躍されていた「松坂世代」のすごさに圧倒されて「自分はこうはなれない」と思ってしまったんです。そして、その松坂世代が載っている野球雑誌をむさぼるように読んでいるうちに、プロ野球選手が無理なら、野球を報じる側とし

書籍編集者・今村享嗣 マグマのように湧き上がる著者の思いを書籍に凝縮させたい【インプレス出版人図鑑】

雑誌編集、フリーランスを経て念願の書籍編集者へ―――入社までの経歴と現在のお仕事を教えてください。 新卒で出版社に入社し雑誌編集を数年間経験した後、退職して12年間フリーの編集・ライターをしていました。ゲームやエンタメ系の雑誌・ムック・書籍がメインでした。もともと本が好きなので、できることなら版元で書籍編集をしてみたいと、個人事業を廃業してある出版社に再就職。書籍編集者として4年間経験を積んだのち、2020年にインプレスに転職しました。現在はITやビジネス関連書籍を編集する

書籍編集者・馬場はるか クリエイターと丁寧に向き合い、支え合う関係に【インプレス出版人図鑑】

入社以来ずっと同じ編集部で書籍編集を担当―――今のお仕事を教えてください。 2013年にインプレスに入社してからずっと現在の編集部で書籍編集の仕事をしています。年間2/3はカレンダーと年賀状素材集といった季節商材を、残りの1/3の期間で書籍編集をしています。今までは年賀状素材集2~3冊、カレンダー6~7タイトルを担当していましたが、今年はカレンダー14タイトルとすべてのカレンダー関連の宣伝販促業務をひとりで担当しました。 「もう辞めよう」そう思いながら作った本が次へ進むき

書籍編集者・和田奈保子 「ヒットする企画」を生み出すその原動力とは【インプレス出版人図鑑】

ビジュアルにこだわった書籍と手帳づくり ――和田さんは、現在はどんなお仕事をされているのでしょうか。 ライフスタイル書籍や写真関連書、デザイン書などの実用書を扱う編集部で編集長をしています。装丁はもちろん、中のコンテンツもどういうビジュアルをどう使ってどんなデザインで打ち出せばわかりやすいのか、面白いのか、素敵だと思ってもらえるかなど、ビジュアルにはこだわりながら、書籍と手帳を作っています。 『面白い人たちに触れ、それを伝えたい』が編集者としての原点 ――インプレスグルー