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どうしてこうなった?この本の○○ができるまで

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「この本の企画ってどうやってできたの?」「本のタイトルってどう決めているの?」。担当編集者が普段見せない本づくりの制作の裏側、こだわりをnoteで語ります!
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入門者からエキスパートへ! 独自のノウハウがたっぷり詰まった「できるエキスパート」シリーズ

「この本の企画ってどうやってできたの?」「本のタイトルってどう決めているの?」担当編集者が普段見せない本づくりの裏側やこだわりを紹介する本企画。今回ご紹介するのは、10月2日にシリーズ5冊目となる『Copilot Studioで作る業務効率化のAIチャットボット』が発売となる「できるエキスパート」シリーズ誕生秘話をご紹介。シリーズの特徴や、イチオシポイントなどを担当編集・高橋に聞きました。 ―――シリーズ5冊目に「Copilot Studio」の書籍が発売になりますが、そも

2章分読めば、明日からPixel通に!?『できるfit ずっと使えるGoogle Pixel 8a/8 Pro/8/7a対応』

―――まずはこの本がどんな内容なのか教えてください! Googleのスマートフォン「Google Pixel」を解説した本です。Google PixelはGoogleが提供する様々なサービスを最大限に活用できるスマートフォンと言っても過言ではありません。また、昨今ではカメラ機能やAIを活用した機能も注目を集めています。本書はGmail(メール)やYouTube(動画)、YouTube Music(音楽)、Googleドライブ(クラウドストレージ)などのサービスをフル活用する

1人でも多くの人に共感や気づきを。1年前の種から咲いた『クリエイターのためのフリーランスハック』の裏側

―――まずは、この本の内容について教えてください! 映像クリエイターやデザイナーといったクリエイティブ系のフリーランスを目指している方、あるいは現在フリーランスとして活動している方向けに、仕事の受注戦略やメンタルリフレッシュなどの方法を紹介しています。 著者は、映像クリエイターでフリーランス歴12年の金泉太一さん。自身の経験をもとに、「安売りという蟻地獄から抜けられない。原因はどこにある!?」「月収5万円アップは茨の道。じゃあ50万円アップを目指そうの理論」「Only1で

みんなに新しいWeb技術に触れて欲しい! 『Web3.0の教科書』

メルマガから生まれた渾身の1冊!こんにちは。のぶめいです。 拙書『Web3.0の教科書』に興味を持っていただきありがとうございます! 本書は、普段からWeb3.0関連の情報を発信している著者メールマガジン「毎日Crypto News ~仮想通貨, ブロックチェーン, NFT, DeFi~」で書いた記事をまとめたものとなっています。 「Web3.0」あるいは「Web3」と呼ばれる領域は非常に広く、トレンドも目まぐるしく変わり続けるため、すべてを把握することは正直なところ不可能

「看板」タイトルの重圧は達成感の裏返し? 歴史ある『できるWindows』をつなぐ舞台裏

Windowsの歴史=できるシリーズの歴史?『できるWindows』の歴史は1995年刊行の『できるWindows 3.1』から始まります。 当時のWindows 3.1はMS-DOSと呼ばれるOSの上で動くアプリケーションだったのです。 MS-DOSは文字ベースでパソコンを操作するのが特徴で、当時はCUI(Character User Interface)と呼ばれていました。 よく映画などで、ハッカーなんかがハッキングするときに黒い画面に文字が表示されているようなやつですね

第2弾を作る難しさ『3色だけでセンスのいい色PART2』

いい色の日(11月16日)でなく、本日いい夫婦の日(11月22日)の日に書籍『3色だけでセンスのいい色PART2』が発売されました。   書籍『3色だけでセンスのいい色』とは、色彩の知識がない方でもマネするだけで配色がおしゃれになる、3色配色に特化した配色を紹介した書籍です。 発売後は、たくさんの方にご紹介いただき即日重版。現在累計17万部突破(2022年11月現在)。そして、本日待望の第2弾『3色だけでセンスのいい色PART2』が発売されました。今回は担当編集うえだがこの本

全編マンガのUnity解説本。なぜマンガになったのか?――『マンガでわかる Unityゲーム開発入門』

マンガはわかりやすくて覚えやすいはじめまして。 『マンガでわかる Unityゲーム開発入門』の著者のもりやまゆうたです。 この本は、タイトルにも「マンガでわかる」と入っているように、全編マンガで構成されています。 テキストとスクリーンショットの解説の中にマンガが挟まっているのではなく、全編マンガ、というところがポイントです。 では、なぜマンガにする必要があったのか? それは「わかりやすくて覚えやすいから」です。 Unityに関して、これまでさまざまな書籍を読んだり、インタ

一度辞めたら「リアルなノウハウ」が見えてきた!?『できるOutlook 2021 Office 2021&Microsoft 365両対応』の裏話

こんにちは。インプレス、できる編集部の小野です。 16年勤めたインプレスを離れ、その後、再びインプレスに舞い戻った私がフルに担当した一冊が『できるOutlook 2021 Office 2021&Microsoft 365両対応』です。 今回はそんな一冊ができあがるまでの裏話を赤裸々(?)にお伝えしていきます。 離れている間のモヤモヤが原動力に!? インプレスを離れた後も、モヤモヤしていた私。 長年担当してきた「できるシリーズ」のことが頭から離れなかったのです。 そんな

『はたらくiPad』の著者が語る、iPadを使ったこれからの「はたらき方」とは?

iPadを使ったこれからの「はたらき方」iPad Workerとして3年以上、iPadを使った新しい「はたらき方」について考えてきました。iPadを使っている期間だけで言えば、もう10年以上が経ちます。 「iPadを持っているけど活用できていない」 iPad活用について発信する中で、多くの人から耳にする言葉です。 iPadの便利な機能は知っているけれど、その機能をどうやって活かせばいいのか具体的なイメージができていなかったり、機能と機能の組み合わせ方を知らなかったりする

新規関数はなんと27個!『できるポケット 時短の王道 Excel関数全事典 改訂3版』ができるまで

『できるポケット 時短の王道 Excel関数全事典 改訂3版 2021/2019/2016/2013 & Microsoft 365対応』(以下、本書)の編集を担当した佐々木です。 2022年8月18日(木)に発売した本書は、2019年3月に刊行された『できるポケット 時短の王道 Excel関数全事典 改訂版 Office 365 & Excel 2019/2016/2013/2010対応』の改訂3版になります。 本書は読んで字のごとく、Microsoft Excelで利

理系の学生に必須な「LaTeX」を初心者向けにていねいに伝えたい!――『1週間でLaTeXの基礎が学べる本』

はじめまして! 私は明松 真司(あけまつ しんじ)と申します。 この度、インプレス出版事業部さんのnoteに、このような記事を書かせていただく機会をいただきました。大変嬉しく思っております。 なにげに困ってしまう自己紹介「明松さんは、普段は何をされている人なのですか?」と初対面の方にはだいたい質問されてしまいます。この質問をされると、ひと言でなんと答えれば良いのか…いつも少し困ってしまいます。 そんな感じですが、簡単に自己紹介をしてみると……北海道釧路市生まれ。釧路高専とい

「基礎シリーズ」のリニューアルの話

イヌのいるデザイン事務所 「基礎シリーズ」のリニューアルについては、細山田デザイン事務所のデザイナー、米倉英弘さんに相談した。この事務所は、エディトリアル分野で幅広く活躍していて、衣食住などライフスタイル全般に関わる雑誌・書籍から、ビジネス書・実用書まで、幅広く手がけている。25人ほどのスタッフがいるらしい。じっさいに何度かオフィスにお邪魔したが、居心地はとてもよかった。 居心地? そう、1階がカフェになっていて、街に向かって開いている感じで、実際に散歩途中の人がお茶を飲

書籍タイトルには「当たり」がある――『DXビジネスモデル 80事例に学ぶ利益を生み出す攻めの戦略』

「DXビジネスモデル」――ど真ん中ですね。企画を立てるときに重要なのは「どれだけわかりやすいか」です。 書名を見た瞬間に何の本かわかる。 ページを開いた瞬間に惹きつけられる。 前者はとくに大切です。うまいタイトルをつける。社内会議で企画を通すにも、書店で手に取ってもらうためにも、ここがいちばん重要です。 世の中にはごまんと本があります。そんななかで、あらゆる言葉の組み合わせを考えて、これまでそのテーマで誰もつけなかったタイトルを引き当てる。それがヒットにつながる要素の一

『テレビ会議で顔を出せ! リモートワークの新常識45』が説く「新常識」とは? ポイントは「妥協を無くすこと」&「セルフマネジメント」

リモートワークに関する相談時に出くわす「暗黒テレビ会議」 コロナ禍をきっかけに、多くの企業がリモートワークを検討することになり、実際に取り組んだところも少なくありません。結果として、うまく導入できた企業もあれば、そうでないところもあったでしょう。   ただこの先、たとえコロナが収束したとしても、以前のように戻るわけはなく、多くの企業や働く人にとって、リモートワークは働き方の一つの選択肢として残り続けるのは避けられないように思います。   私は職業柄、リモートワークに取り組む